デフレ

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物価が継続的に下落することをデフレと呼びますが、デフレになると金利が低下するという傾向があります。この理由は主なものとして二つがあります。
そもそも、金利とは何かというと「お金の価格」とも言われるように、資金調達をするためのコストだと言えるでしょう。このコストも相場によって決まりますから、需要の増加関数で供給の減少関数となります。まず需要面を考えてみるのが良いでしょう。
資金の需要が高まれば金利は高くなります。金利が高くても資金を必要とする企業が増えるからです。これはどのようなときなのかというと、景気が良いときです。景気が良いときにはあらゆるものの需要が高くなり、それによって金利は高くなると考えられます。デフレの場合には企業は資金を必要とせず、そのために資金需要が減少して金利は低くなります。
もう一つ大事な要因が金融政策です。デフレは経済に悪影響を与えますから、政府や中央銀行はデフレから脱却する政策をとります。企業が設備投資を積極的に行う事ができるように金利を低下させるという政策をとるのは、たいていはデフレの時です。ですから、デフレになれば金融政策として金利が低く誘導されることが多く、現在の日本の低金利はどちらかと言うと政策による影響が大きいと言えるでしょう。

 

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